マスコミ関係者はまだ誰も来ていなかったが、来場者はすでに何人も待っていて、ロビーの椅子はほぼ埋まっていた。
一般試写にしては男性率が高い気がしたが、作品の内容が大きく影響しているのだろう。
マスコミの受付が始まったらいちばんに入場。
真ん中よりちょっと左寄りの席を確保。
司会者が下手にいると登壇者は司会者の方に顔を向けがち。
そうなるとセンターよりも左寄りにいた方が話しているときの正面顔を撮りやすいだろう。
いよいよトークイベント開始。
司会の八雲ふみねはなんとサンタクロース姿で登場。6月にこのコスチュームはなぜ?
安東氏が登壇したところで、その理由が明かされた。
サンタクロース村のあるフィンランドの映画にちなんでとのこと。
かわいい女性が着ると季節感は関係なくかわいく見える。
安東氏はミリタリー・マニアと紹介されたが、戦争映画をネットサーフィンしながら見ていたら、この作品の予告編に出会い、仕事のオファーを受ける前から作品について知っていたとのこと。
ゲストにぴったりな人選だったよう。
そのあたりはイベントレポート記事に詳しく書いているので、ここでは割愛する。
ただ、その記事を書くにあたり、普段聞かない、ジュウザ(=銃座)、サンキャクカ(=三脚架)、スイレイ式機関銃(=水冷式機関銃)といった言葉が頭の中ですぐに変換できず、ちょっと手間取った。
驚いたのは、安東氏が海外で実弾を撃った経験があるということ。
その経験から銃を人に向けてはいけないと強く感じ、戦争や武器について調べれば調べるほど反戦思想になっていったと語っていた。
トークは15分ほどで終了。
この作品が男性の視点ではどう見えるのかがよくわかった。
やはり女性とは違う。
しかし、安東氏の戦争を起こしてはいけないという気持ちはしっかり伝わってきたし、それは男女関係なく、人として大事な思いであると思った。
<公開直前イベント 開催概要>
日時:6月11日 (火)18:10~18:25
場所:神楽座 (千代田区富士見2-13-12 KADOKAWA 富士見ビル1F)
登壇ゲスト:安東弘樹 (フリー・アナウンサー)
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』
継続戦争に参加した一機関銃中隊に配属された熟練兵ロッカ(エーロ・アホ)は家族と農業を営んでいたが、冬戦争でその土地がソ連に奪われたため、領土を取り戻し元の畑を耕したいと願っている。カリルオト(ヨハンネス・ホロパイネン)は婚約者をヘルシンキに残して最前線で戦い、途中でヘルシンキに戻って式を挙げ、すぐに戦場へとんぼ返りする。ヒエタネン(アク・ヒルヴィニエミ)は戦場でも純粋な心を失わず、コスケラ(ジュシ・ヴァタネン)は最後まで中隊を指揮する。この4名の兵士を軸に進んでいく。
監督・脚本:アク・ロウヒミエス
原題:Unknown Soldier (英語) Tuntematon Sotilas (フィンランド語)
撮影:ミカ・オラスマー
出演:エーロ・アホ、ヨハンネス・ホロパイネン、ジュシ・ヴァタネン、アク・ヒルヴィニエミ、ハンネス・スオミほか
2017 年/フィンランド/フィンランド語/カラー/132 分/PG-12
配給:彩プロ
© ELOKUVAOSAKEYHTIÖSUOMI 2017
公式サイト:http://unknown-soldier.ayapro.ne.jp/
2019年6月22日(土)より新宿武蔵野館にて全国順次ロードショー
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