2019年5月30日木曜日

亡き妻への愛にあふれる『モデル 雅子 を追う旅』

フランス映画祭の試写が始まった。
アンスティチュ・フランセ東京で試写があるので、配給が決まっていない作品を見に行こうと思う。

フランス映画祭に出品される作品ではないが、この期間中にアンスティチュ・フランセ東京で 1回だけ試写が行われる作品の試写状が届いた。 雅子という50歳で亡くなったモデルについてのドキュメンタリーだという。
せっかく試写状を送っていただいたのだから見に行ってみよう。

というわけで出掛けたアンスティチュ・フランセ東京。 訪れるのは初めてだったので、ちょっとどぎまぎ。 受付で聞いたら、試写室は2階だとのこと。


試写室は思っていたよりも椅子の座り心地がよくてほっ。
贅沢言えば、前の席との間隔がもう少し広いとうれしいかも。

さて、作品について。
雅子さんと一緒に仕事をしたカメラマンや編集者、モデル仲間が彼女について語り
過去の雑誌の掲載ページや出演したCMが映し出される。
作品を見るまで名前さえ知らなかったが 意外にいろいろなところで見ていたようだ。
プロ意識の高さを知ると同時に 生き方は自然体であったことが伝わってくる。

上映後、監督を務めたご主人が挨拶に立った。


モデルとしての雅子さんを知りたくて映画を作ったとのこと。
モデルとしての雅子さんを映し出しつつ ご主人の愛を感じる作品だった。
夏にアップリンク吉祥寺で1日1回、1週間限定で上映されるという。

 『モデル 雅子 を追う旅』


監督・プロデューサー:大岡大介
出演:雅子
インタビュー出演(登場順):遠藤真理、安珠、富川淳子、今井恵、佐藤史子、田村翔子、藤井かほり、樋上公実子、畠中鈴子、吉田佳代、髙嶋政宏、神林茂典、柴岡秀和、中田秀夫、高橋ヒデキ、吉川陽子、油川ヨウコ、栗坂直子、矢田部吉彦、片江佳葉子、田中正子、石井たまよ、三好和美、竹中直人、石田博雄、井下香苗、岡本敬子、安田晴美、一戸みずの、小暮美奈子、高野緑、荒井博子、中村のん、伊久美亜紀、永塚克美、櫻井尚子、木村東吉
英題:Masako, mon ange.
企画・製作 :スゴロクスタジオ
2019/日本/カラー/16:9/ステレオ/88分
配給: フリーストーン
©︎2019 Masako, mon ange.
2019年7月26日(金)から8月1日(日)(UPLINK吉祥寺にて1週間限定公開)/全国順次公開

2019年5月29日水曜日

松坂桃李のファンへの感謝の気持ちを感じた『居眠り磐音』大入り御礼舞台挨拶

『居眠り磐音』の大入り御礼舞台挨拶が行われると
本木監督にインタビューしたスタッフから連絡があった。



「ぜひ行きたいです!」と取材申し込みをしてもらい、同行することに。
初の生・松坂桃李にワクワクしながら取材に向かった。
会場となったのは新宿ピカデリー スクリーン1。
500人超入る、いちばん大きいスクリーンである。
まずはスクリーンの入口で本木克英監督と松坂桃李による大入り袋の配布が行われた。
これはサプライズ企画だったので、いちばん最初に来た女性はそのまま中に入っていこうとして、監督と松坂が慌てて引き留めた。
彼女の感激ぶりはいうまでもない。
その後はみな、「うそ~」などの驚喜の声、声、声!
「今日が〇回目です!」とファンぶりをアピールする人、うれしさのあまり立ち尽くす人など反応はさまざま。
しかし、みな喜んでいた。

本当は松坂桃李と監督が手渡すはずだったが、全員が松坂から受け取るので、監督は困った顔をしながら、補充係に徹していた。
怒り出さないところから監督の人柄が伝わってくる。

さて、肝心の舞台挨拶。
こちらは松坂桃李、木村文乃、本木克英監督の3人が登壇。



冒頭、松坂が曜日を間違える一幕があったが、彼らしい動揺ぶりが見られて、ファンはかえって喜んでいたように見えた。
その後も女っ気のなさを感じさせる受け答えや「ONE PIECE」愛を感じさせるコメントに素の一面をのぞかせる。



木村はどの質問にも、松坂を立てた、一歩引いたコメントを語る。観客の多くが松坂ファンであることをしっかり理解したプロの対応である。
詳細はシネマジャーナルwebのレポートに。

私は松坂桃李ファンだが、実は生の姿を見るのは初めて。
背が高いとは思っていたが、とても華奢な感じでびっくりした。
腰も低い。いい意味で芸能人オーラがない。
常にファンへの感謝の気持ちが強く伝わってきた。
今後も応援していきたいと心に誓った取材となった。

<映画『居眠り磐音』 “大入り”御礼舞台挨拶>
日程: 5月 29 日(水)
場所:新宿ピカデリー スクリーン1 (東京都新宿区新宿3-15-15 )
舞台挨拶登壇者:松坂桃李、木村文乃、本木克英監督

『居眠り磐音』

<STORY>  
友を斬り、愛する人を失った。  男は、哀しみを知る剣で、悪を斬る。 
主人公・坂崎磐音(松坂桃李)は、故郷・豊後関前藩で起きた、ある哀しい事件により、2人の幼馴染を失い、祝言を間近に控えた許嫁の 奈緒(芳根京子)を残して脱藩。すべてを失い、浪人の身となった。江戸で長屋暮らしを始めた磐音は、長屋
の大家・金兵衛(中村梅雀)の紹介もあり、昼間はうなぎ屋、夜は両替屋・今津屋の用心棒として 働き始める。春風のように穏やかで、誰に対しても礼節を重んじる優しい人柄に加え、剣も立つ磐音は次第に周囲から信頼され、金兵衛の娘・おこん(木村文乃)からも好意を持たれるように。そんな折、幕府が流通させた新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれ、磐音は江戸で出会った大切な人たちを守るため、哀しみを胸に悪に立ち向かう。

出演:松坂桃李、 木村文乃 、芳根京子、柄本佑 、杉野遥亮 、佐々木蔵之介 、奥田瑛二 、陣内孝則 、石丸謙二郎、 財前直見 、 西村まさ彦、谷原章介 、中村梅雀、 柄本明 ほか
監督:本木克英 
原作:佐伯泰英「居眠り磐音 決定版」(文春文庫刊)
脚本:藤本有紀 
音楽:髙見優 
主題歌:「LOVED」MISIA(アリオラジャパン)
製作:「居眠り磐音」製作委員会  
配給:松竹  
©2019映画「居眠り磐音」製作委員会