スペインの巨匠カルロス・サウラ監督が長男アントニオを筆頭にした7人の子どもたち1人1人と向き合い、語り合う様子を映し出し、サウラ監督の内面に迫りました。(と書きましたが、1人だけアメリカ在住で、作品に登場しません。残念!)
父親に関係した仕事をしている子どもが多いことにびっくり。妻3人+同棲相手1人で母親はばらばらですが、交流はあるよう。
一緒にいるときはいい父親だったとみんなが口を揃えるように語ります。ただ、家にいないことが多かっただけとのこと。
息子の1人が”そばにいる女性が変わると作風も変わる”と鋭い指摘をしたときには笑ってしまいました。
85歳になっても過去を振り返るのが嫌いで、自分の作品は見直さない。ひたすら前を向いて進んでいこうとする姿勢は素晴らしいと思います。彼の作品を見たことがありませんでしたが、見てみたくなりました。