2020年11月10日火曜日

『記憶の技法』

 


修学旅行のためのパスポート申請で戸籍抄本を手にした主人公。自分が養子であることを知ります。以前から覚えのない光景が頭にフラッシュバックし、意識が飛んでしまうことがあり、自分が何者であるかを調べることに。。。

というストーリーなのですが、主人公は大胆なことをしようとする割りに、高校の別のクラスの男子にいろいろな面で頼りっぱなしで、実はちょっとイラッとしました。

でも、ラストの2ショットで彼女の成長を感じるとともに、イラッとさせられた幼さがあったからこそ、この変化を成長と思えたんだなと妙に納得した自分がいました。

柄本時生くんが金魚屋さんを演じています。彼の辛い境遇はすぐに判明しますが、その後、さらに辛く複雑な思いを吐露するのです。難しい役どころを見事に演じています。さすがだわぁ~

養子の自分には帰るべき家がないと思っていた主人公が養母との絆を感じたシーンは思わず涙がこぼれます。戸田菜穂さん、すっかりお母さん役が板についています。
















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